日本国内の酸素機器において長時間連続稼働が出来る製品は医師管理の元で使用する「大型の医療機器クラス」のみであり、家庭用の健康機器(非医療機器)で特に卓上(コンパクトタイプ)は長時間連続稼働をそもそも想定しておりません。 日本製のコンパクトタイプは必ずタイマーが付いており、運転時間は殆どが1時間以内です。
動物病院でも大型を利用しているように長時間連続運転するには耐久性が求められ、必ず高耐久・大型モーターポンプ・熱や湿度がこもらない大型の放熱・冷却機能が必要になり、必然的に据え置き大型タイプになります。もちろん一時的には長時間使用できますが、耐久限界を超えて長時間連続使用すると急激に器機(ポンプやゼオライト等)が劣化し、3日間持つのか1週間後に故障するのか分かりません。
大事なペットにご利用頂いているお客様も多く、弊社でご紹介しておりますM1O2シリーズは「命に関わる」製品と考え開発し販売しています。長時間連続運転をご希望の場合は M1O2-V5、M1O2-V10Lをご利用ください。
現在、雑貨扱いである中国製の家庭用(フリータイマー付き、制限時間なし)や連続運転可能等のセールス内容に不可解な点が多い製品が多数流通しておりますので、機器選定の際は充分にご注意してください。
M1O2 V5LやV10Lは多くの酸素ハウス・酸素ルームでご利用頂いております。
しかし、自作の酸素ケアハウスや酸素ルームのご利用はお勧め致しません。
また、専門業者を装いネット販売している動物病院の指定業者以外の酸素ルームも同じです。
ペットは大事な家族です。1日でも早く改善して欲しい、少しでも楽になれば、、、と強い想いから「どうしても酸素が充満したハウスに入れたい」と考えてしまいます。
単純に箱を完全密閉すれば酸素濃度は上がると同時に二酸化炭酸ガスが溜ります。逆に通気性を良くすれば酸素濃度は上がりません。 酸素ケアハウスや酸素ルームは「危険と無意味」が隣り合わせです。
また、24時間酸素ハウスに入れる行為に関しても「長時間の酸素供給は毒」にもなり得ます。逆に命を縮めることになる可能性もございますので、必ず動物病院のドクターに酸素供給が必要かどうかを確認してください。
本来、酸素ハウスは動物病院での「マスクが出来ない動物に対しての酸素供給方法」です。
院内では体調が優れない上に環境が変わり不安定になりやすく、どの様な体勢でも強制的に酸素を吸入出来る又は常時酸素供給が必要な場合に小さなケースに入れて酸素供給する考えです。
また、酸素ハウス・ルームは、利用する動物の種類や体積と呼吸量によって、ハウスの容積・通気設計と酸素発生器の酸素生成能力の変更と調整(最適化)の専門知識も必要です。二酸化炭酸ガスの再吸入問題や酸素濃度・温度の管理設定が難しい高額な酸素ケアハウスや酸素ルームのご家庭での利用はお勧め致しません。動物病院の指定業者又はドクターに了承を得た場合は除きます。
お気に入りの場所で近くに大好きな飼い主様がいて、
「流量(勢い)を抑えやさしく高濃度酸素を供給し口鼻付近の酸素濃度を上げる事」が、最も容易でストレスを与えません。効率良く酸素を取り入れることが可能で呼吸の手助けとしても効果的です。
近年、安易に設計された酸素ハウスやビニール製の植物用ハウスを5L未満の小型酸素発生器と組み合わせて販売している会社もございますのでご注意ください。そもそも小型酸素発生器は長時間運転に対応しておらず、いつ故障するか分かりませんので酸素ルームで利用される場合はご注意ください。
詳しくは「ペットの酸素ケアハウス&酸素ルームについて」をご覧ください。